日本のダーツ界でトッププレイヤーといえば浅田斉吾選手(@Twitter)の名前が必ず上がると思います。
浅田選手は、いつからかメガネをかけてプレイするようになりました。そのメガネが特徴的で非常に大きいのです。
「斉吾さんはオシャレだな〜」と思っていたのですが、
「もしかしたらメガネが大きいのには理由があるのではないか?」
メガネが大きい理由
先日メガネを新調しました。
そこでふと気づいたのですが「メガネで投げやすさが変わる?」
以前のメガネと新しいメガネでは視界が大きく違ったのです。
2つのメガネを見てください。丸メガネが以前のもの、もう片方が新しく購入したメガネです。
レンズ部分の大きさがかなり違います。もちろんどちらも普段使いに問題ありませんし、ダーツを投げることにも支障はありません。しかし厳密に言うと、視界が大きく異なります。
普段メガネを使用している人はわかると思いますが、フレームは視界に入ります。当然ですが小さなメガネは視界を狭くし、大きなメガネは裸眼に近い視界を得ることができる。フレームの外(レンズ外)はぼやけます。
擬似的に2つのメガネの視界を画像で再現してみました。
サイズの小さな眼鏡は視界がかなりせまくなります。フレームが視界に入り、見ようとしなくてもフレーム外が見えてしまう状態。
大きなメガネは視界が広くなります。フレーム外は見ようとしなければ見えてきません。
視界が全然違うことがよく分かると思います。クルマで考えるともう少しわかりやすいかもしれません。フロントガラスの左右にあるAピラー。まっすぐ走っているときは気になりませんが、右(左)カーブのときAピラーが邪魔して歩行者が見えづらくなることありますよね。メガネのフレームとはそんな存在です。
小さなフレームは、大きなフレームより視界を妨げます。おそらく浅田斉吾選手のメガネくらい大きければ、フレームはほとんど視界に入ってこないと思います。
視界が多少狭くてもボードはしっかり見えてるし関係なくない?
それが関係あるのです。
ダーツを投げるときの視界について
ダーツボードは平面ですが、スローラインからボードまでは奥行きがあります。この奥行き、距離を感じ取るのに視界が非常に重要。
また疑似的に画像を作ってみたのでご覧ください。
同じ画像に先程のメガネのフレームをのせ、フレーム外は裸眼での見え方にしています。
距離感は周りにあるもので感じることができます。もちろん普段はそんなこと気にせず自然に感じていると思います。視界が狭くなると距離が感じづらくなり、自然にできていることができなくなる。
投げ方の練習に「6のダブルを見て、11のダブルを見て、ブルに投げる」周りを見ることでブルの位置を再確認、距離感を養うなんて方法もあります。
でもダーツの距離って一緒でしょ?
そうです。ルールに定められている通りの距離です。でも厳密には違います。
- いつものお店と大会会場、1mmも狂わず同じでしょうか?
- 同じ位置に立つことはできますか?体調で変わってきませんか?
- 入れたくなったら前のめりになりませんか?
距離が全く同じで投げ続けられることはほとんどないでしょう。しかし距離を体が感じてくれれば自然とターゲットに向かい投げることが出来るはずです。
というわけで、
裸眼に近い視界を得られる大きめのメガネは距離感を得やすく、結果ダーツが投げやすくなる。
入るかどうかは別問題。少しでも投げやすいほうがリザルトは安定はするはずです。
あとがき
「浅田斉吾選手のメガネはオシャレで選んだだけでなく、スローを妨げないための選択」・・・かな?という素人ダーツプレイヤーの戯言でした。
フライトがメガネに当たる。そんなデメリットもあるので結局は裸眼が一番なのですが、メガネが必須であれば視界が広いメガネがオススメです。